英文の組み立て方について
お話いたします。
英文には大きく分けて5つの基本文型があり、
動詞の性質や意味を基に並べ方が整理/分類
されています。
英文を構成する要素は
主語、動詞、目的語、補語、修飾語/句 です。
そして、並べ方には一定のきまりがあります。
S 主語 (subject)
V 動詞 (verb)
C 補語 (complement)
O 目的語 (object)
M 修飾語/句 (modifier)
第1文型 S+V 「〜は・・・する」
第1文型は「主語+動詞」の文型です。
文を構成している主な要素が主語と動詞だけからなる。
文型の中でも一番単純な形をした文です。
とはいっても、単純な分だけ、修飾語/句 を補い
文の情報を増やしてやる必要があり、そうする
ことで、時、場所、度数、方法、様態などの情報
が入ったより完全な文になるので、必然的に
複雑になっていくことがほとんどです。
なので、一概に単純な文とも言いきれません。
例文
I study. 私は勉強します。
この文は「S+V」そのもので一番簡単な型です。
修飾語/句を1つ加える
これに修飾語/句 (modifier) を1つ加えってみます。
I study very hard.
(私はとても一生懸命勉強します)
この文を見てみると、
「very hard」の修飾語句/Mが「study」の動詞を
修飾し「study」の動詞の様態を説明しています。
なので、I study very hard. は
I study very hard.
S + V + 修飾語句/M
=> このように把握できます。
修飾語/句をさらにもう2つ加える
そして、修飾語/句 (modifier) をさらにもう2つ
加えってみます。
I study very hard to pass the exam every day.
(私はその試験に合格するために毎日とても一生懸命勉強します)
この文を見てみると、
「to pass the exam」の修飾語句/Mが「study」の
動詞を修飾し「study」の動詞の理由を説明しています。
そして、「every day」の修飾語句/Mが「study」の
動詞を修飾し「study」の動詞の度数を説明しています。
なので、
I study very hard to pass the exam every day. は
I study very hard to pass the exam every day.
S + V + 修飾語句/M1 + 修飾語句/M2 + 修飾語句/M3
=> このように把握できます。
こうして、見ていくと「S+V」だけの一番単純な
形をしていたはずの第1文型「主語+動詞」が、
かなり複雑になってしまっていることが、
見て取れます。
動詞が1つだけで、単純であるがゆえに色々な
説明が必要となり修飾語句/Mで補われるからです。
be動詞 を使った 第1文型 S+V
「〜は・・・いる」「〜が・・・ある」
例文
Tom is in the kitchen.
(トムは台所にいます。)
この文を見てみると、
「in the kitchen」の修飾語句/Mが「is」の動詞を
修飾し「is」の動詞の場所を説明しています。
なので、Tom is in the kitchen. は
Tom is in the kitchen.
.S + V + 修飾語句/M
=> このように把握できます。
例文
There are three books on the desk.
(本が3冊机の上にあります。)
「There」を使った文は第1文型に分類されます。
この文を見てみると、
「on the desk」の修飾語句/Mが「are」の動詞を
修飾し「are」の動詞の場所を説明しています。
なので、There are three books on the desk. は
There are three books on the desk.
............V + ......S + ......修飾語句/M
=> このように把握できます。
ちなみに、この文型をつくる動詞「study」と
「is」は目的語がないので自動詞であると言えます。
そして補語もないので、その動詞だけで独立して
意味を完結することができます。
このような動詞は完全自動詞と呼ばれます。
参考!
目的語がない動詞 = 自動詞
目的語がある動詞 = 他動詞
補語ない動詞 = 完全動詞
補語がある動詞 = 不完全動詞
以上が第1文型の説明となります。
5つの文型で英文の作り方を学び、
自由自在に英文を組み立てることが
できるようになると、
「英文の構造を把握する力」
もついてくるので、必然的に、
「聴く」「話す」「読む」「書く」
の英語4技能の上達にも繋がります。
なので、挫けずに、じっくりと時間を掛けて
焦らずに忍耐力で楽しく乗り切ってください。
無理をすることなく、焦らずに、楽しく
継続していくことが英語上達への近道です。
僕のブログを読んでくださって、
本当にどうもありがとうございます。
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